スター農家ラボ(ブログ)

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株式会社 香月菜園さま突撃インタビュー

成功する農家はもう知っている?
クロスエイジとデータ経営で叶える「農家のこれから」とは


数々の問題点を抱えていると言われている日本の農業。
個人農家が多いとされる現状下で、法人型に切り替える農家は増加傾向にあります。

そこで本記事では、売上1億円以上の大規模農家として福岡県久留米市でパクチーやレタスを栽培している株式会社 香月菜園の代表・香月 勝昭さんに「日本農業の衰退を食い止めるヒントや、これからの農家のあるべき姿」をお伺いしました。

目次[非表示]

  1. Q1.農家の法人が増加傾向に。これから自農園がとるべき行動とは?
  2. Q2.平均年齢60代、高齢化が進む農業。その中で今後必要なことは?
  3. Q3.自分が労働力として働いていないと事業が回らない。どうすればいい?
  4. Q4.農業経営について考える時間がありません。
  5. Q5.家族経営から雇用型農業に切り替える上での注意点を教えてください。
  6. Q6.現状を打破したい!まずすべきことは?
  7. Q7.農家の成功事例を聞いても、その人だからできたのでは?と思って諦めてしまう

これからの農業はクロスエイジと。

\ 農家さんの「不安」にお答えします! /


Q1.農家の法人が増加傾向に。これから自農園がとるべき行動とは?

A.大規模農家と小規模農家。将来、農業は「二極化」します。

今後、【大規模農家と小規模農家で二極化が進む】ことを覚えておいてください。

私は、意欲的な農家が農場ごと買い取って、吸収しながら大きくなる動きがますます活発化すると予想しています。ビジネスモデルが確立されて生き残る農場もあれば、大きいところに吸収される農場もあります。

農業は自営業なので、意思決定も何もかもが自己責任です。
時代の流れを読みながら、「農家としてどう生きるか」を一緒に考えるパートナーのような存在がいるといいですね。

Q2.平均年齢60代、高齢化が進む農業。その中で今後必要なことは?

A.経営の武器となる「データ」は、若手の人材育成に欠かせません。

現在、日本の農業の平均年齢は60代を超えています。
高齢化が進む農業で必要なことは、【若手の人材育成】です。いま60歳の農家の方が70歳になるまでの10年間で、若手を育成する環境がある農家は生き残るでしょう。

まずはその環境をつくるために、裏打ちされた確かなデータを取ることが重要です。そうすることで、自分の強みや弱みを自覚し、先の目標も立てることができるので、経営を行う上で「データ経営」は、これからの農家に欠かせないものになると思います。

Q3.自分が労働力として働いていないと事業が回らない。どうすればいい?

A.経営者自身のステップアップは会社のステップアップに繋がります。

プレーヤーからマネージャーに視点を変える意識、経営者がステップアップするために何が必要かを考えることが重要です。
例えば、自分が労働力として働いていないと事業が回らない状況から一歩抜け出したければ、思い切って「人を雇用する」などしてみてはいかがでしょうか。
それができれば単純作業をスタッフに任せ、自分は会社や事業体全体の利益のために動き出せます。

Q4.農業経営について考える時間がありません。

A.一人ですべて抱えていてはダメ。視野を広げて俯瞰で見る工夫を。 

個人の農家さんはまず、「日々の単純作業に忙殺されることで、自分の視野が狭くなっている」ことに気付くべきではないでしょうか。そうすることで、客観的な視点で「本来したいこと」を考えるきっかけになります。

例えば、補助金の申請は自分のビジョンと意思決定がないと絶対できません。また、大手やプライベートブランドと契約しようものにも、経営者自身が行く必要がありますね。

売り先や、エンドユーザーのところに行って、さまざまな意見を聞き、インプットした後でまた現場にアウトプットするのも経営者自身。全体的に視野を広げて作業に専念するためには、俯瞰で見てアドバイスしてくれる第三者目線が重要です。

Q5.家族経営から雇用型農業に切り替える上での注意点を教えてください。

A.「他者の人生の片棒を担ぐ」という経営者の意識をしっかり持つ。

香月菜園は2019年に法人化しました。
私が家族経営・小規模農家から一歩踏み出すために大事にしたことは、「腹を据える覚悟」でした。
人を雇う、人生の片棒を担ぐ重さを自覚して責任を持ち、他責にしない。精神的にも厳しく感じてしまいそうですが、それができてないと人が辞めたときに、「人が居着かない」「人がすぐ辞める」と嘆いて終わりです。

あと、農家の家族経営者は、「家族経営の感覚のまま外部の方を採用し、接してしまう」ことに注意しましょう。家族だとある程度の融通や無理が効きますが、スタッフにとってはあくまで仕事なので、その一線を超えてはなりません。家族で通用していたことも外部には関係ありません。

Q6.現状を打破したい!まずすべきことは?

A.小規模農家が天井を破るきっかけは「どんぶり勘定の見直し→データの見える化」から。

まずは、「データの見える化」を行うといいです。普段みない数字に直面すると、衝撃を受けると思います。私も、数字に直面したとき「自分に厳しくして、甘さを捨てるしかない」と気が引き締まりました。「何とか食べていけるからまあいいか」というぼんやりとした考えではいけないと思いました。
クロスエイジの「スター農家クラウド」は、品目などの状況も可視化でき、今後の育成品目などについてのサポートも受けられるので、おすすめです。

Q7.農家の成功事例を聞いても、その人だからできたのでは?と思って諦めてしまう

A.「すごい」で終わらず後を追いかけて。地域全体での上昇志向が農家衰退を救う。

わかります。私もそうでした。成功している農家さんは別次元の人・雲の上の人、成功事例を聞いても「自分には無理なんじゃないか…」と思う農家さんは意外と多いです。

私も地域の先輩方を参考に、目標を立ててアクションを起こし続けた結果、応援して励まし合える環境をつくることができました。クロスエイジさんとの出会いもその一つです。
先人の農家さんたちがレール引いてくれてることに感謝しながら、周囲と協力してお手本となれるような、よい農家を作っていきたいです。


売上1億円以上の大規模農家として福岡県久留米市でパクチーやレタスを栽培している株式会社 香月菜園の香月 勝昭さんから「日本農業の衰退を食い止めるヒントや、これからの農家のあるべき姿」をお伺いしました。

かつては個人農家だった株式会社 香月菜園。周囲の助けを得て法人化し雇用型農業へ切り替えられたと語った裏には「クロスエイジとのたしかな信頼関係」が見えました。
香月さんのブレない姿勢から、「強い農家を作り、地域に根ざした法人農家を作っていきたい社会貢献マインド」を感じました。
 
香月さん、貴重なお時間をありがとうございました。

スター農家クラウド編集部
スター農家クラウド編集部
スター農家クラウド/Web編集メンバー

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