2022年度(通常枠)【休眠預金活用事業】採択団体発表
2022年度(通常枠)休眠預金活用事業「地域のスター的な農家による農福連携事業」の採択結果につきまして、以下の通り発表いたします。
今回の事業につきましては、全国の農福連携に興味のある団体を対象に募集をいたしました。その結果、全国から9件の応募をいただきました。
近年の異常気象や物価高、慢性的な人手不足の中で、安定した農産物供給のために日々の活動に奮闘されていることと存じます。活動と並行して本事業に応募していただきましたことを、ありがたく受け止めております。ご応募下さいました皆様に、心より敬意を表します。
審査委員の皆様と慎重に審議した結果、6団体を採択といたしました。
申請書を拝見して、皆様の地域課題や農業現場での障害者の活躍のマッチ度の高さが伺え、各地の実情に合わせた多様な農福連携の形があり、本事業の可能性を再確認いたしました。
また審査委員の皆さまから示唆に富むご意見をいただきました。
これらを今後の事業設計に活かしていく所存です。
不採択とさせていただいた団体様には、ご期待に沿えず、大変申し訳ございません。
当コンソーシアム団体(クロスエイジ・SINKa・ONE GO)では今後も農福連携の発展にご尽力されるネットワーク団体の皆様の支援に取り組んでまいります。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
この度は、本事業に関心をお寄せいただき、ご応募いただけましたこと心より感謝申し上げます。
【採択団体の選定理由】
農福連携における仮説に妥当性があり、具体的な実施イメージも的確に示されておりました。
農業経営の脆弱性を補完する目的で申請されている点について、休眠預金の趣旨にも合致したものと思料します。
農業者でありながら福祉への理解があり実績や経験を持ち合わせている点や実際に農業経営で利益を残している点、構成メンバーそれぞれの専門分野を活かしつつ事業の推進を見込むことができる点など実行可能性があると高く評価いたしました。
中には、町長や福祉課からの賛同がすでに得られている団体もおり、事業の推進を見込むことができ、実現可能性・波及効果の高い事業であると評価させていただきました。
今後、本事業での成果をモデルとして将来的に幅広いマッチングにつながることを期待しています。
▼地域のスター的な農家による農福連携事業 審査員:天童委員長からのメッセージ
まずは休眠預金というともすれば埋もれてしまうお金を農業・福祉で有効に活用しようという非常に画期的な取り組みに参画でき感謝申し上げます。
ただこれはスタートをきっただけで今後しっかりとした成果を出し続けていくこと(雇用や利益)が本当のゴールになります。よい成果、期待してます!
天童淑巳(株式会社ハートアップ)
▼選考委員からのメッセージ
プレゼンテーションを通してビジョンとパッションを強く感じました。
「障がい者が継続的に農業現場で活躍できる仕組みづくり」をどのように行うか、社会性と事業性、革新性をもった農福連携のソーシャルビジネス事業の具体化に向けて、弛まぬ創意工夫とエネルギーが求められると思いますが、現場での実践と振り返り、評価の取り組みを活かして、新たな発見や気づき、革新につながるものになると期待しています。
応援しています!
河合将生(office musubime)
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「農業の活性」「障害者雇用の促進」二つの難易度の高い社会課題を統合して解決しようとする皆さんの姿に感動いたしました。
高い志とチーム力で、農福連携の新たなモデルが生まれることを願い、応援いたします。
桃原祥文(株式会社九電ビジネスフロント)
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地域の課題、事業の課題を解決するための取り組みについて、自組織の強みを活かし、いろんな組織を巻き込みながら、多方面から検討され計画を策定されていること拝見させていただきました。
是非とも資金を有効に活用していただき、みんなで活気のある事業活動にしていただけたらと思います。
応援しています!
中川 普巳重(中小企業診断士)
▼株式会社クロスエイジ 藤野直人からのメッセージ
この度は、休眠預金を活用した「地域のスター的な農家による農福連携事業」に数多くの方々に興味を持っていただきまして、誠に感謝申し上げます。
本事業の中長期的に目指すゴールといたしましては、事業終了後に活動地域において「スター的な農家が内部機能として設立した就労支援事業所」が自走できる体制となり、5年後(2031年3月)には同様の就労支援事業所が都市部に比べて雇用機会に恵まれない地方においても運営され、「大規模農家の安定した人材確保と経営」「障害者の農業現場での活躍」ができる地域や社会の実現を目指しております。
また、この度採択されました6団体それぞれが役割を果たし当コンソーシアムで支援を行い、地域のスター的な農家による農福連携事業の事業化を着実に行っていくことを想定しています。実行団体である皆様と一緒に社会的インパクトを創造していければと思います。
藤野直人(株式会社クロスエイジ)
■2022年度(通常枠)休眠預金活用事業【地域のスター的な農家による農福連携事業】
採択団体の皆様には、今後のお手続きについて、別途メールでご案内いたします。
本事業と皆様のビジョン実現に向けて伴走して参りますので、引き続くよろしくお願い申し上げます。
参考:公募要領
問い合わせ先:
株式会社クロスエイジ(幹事団体)休眠預金事業事務局
starfarmer1@crossage.com