直売所出荷成功の鍵毎日のデータ蓄積で売上を最大化する方法!
こんにちは。新卒カスタマーサクセス担当の明石です。
今回は、各農家様でオーダーメイドに近い形でご支援している事例を農家様の声と共にご紹介する第3回目です!
今回は、販売データがブラックボックスになりがちな【直売所】出荷のデータの見える化に関する支援事例をご紹介したいと思います。
皆さんの中にも、直売所に出しているが売上の詳細な内訳が把握できていない、感覚で複数の直売所に振り分けてしまっているという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
直売所出荷自体は自分で値段をつけられる良い販路です。ただその代わり、現状ではなかなか販売データを収集できないというデメリットもあります。
そこで!
今回は【直売所出荷の販売データを自動蓄積する仕組み】についてご紹介します。
ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです!
目次[非表示]
農家様紹介
直売所出荷の販売データをためる上での現状の問題点
・直売所ごとでシステムが異なる。一元管理するにはデータ整理が必要
・紙媒体でしか販売データがもらえない。意外と大手スーパーほど紙媒体だったりする…
・メールで来る販売実績をエクセルで記録するのが手間
・正しくデータ活用するにはラベル管理等の事前設定が必要
(意外と乗り越えないといけないハードルが多い・・・)
お客様の声 | 導入前の課題
コロナ禍に葬儀需要が減少したことにより菊の需要も減少したため、新たな販路として直売所出荷にチャレンジ
①実際の売上の詳細がわからない
直売所では値下げや廃棄などが行われるため、出荷段階の想定売上と実際の売上にズレが生じ
実際にどれだけ売れたのかわからない、曜日や店舗毎の売上がわからない
②感覚での出荷
在庫がどれだけ残っているのかわからないので、売上メールがこなくなったから在庫がないんだろう、といった感覚での出荷
③集計ができない、過去との比較ができない
当時は売上メールを見ながらホワイトボードに手書き管理をして出荷の割り振りを行っていたが、手書きのためデータとして集計や過去との比較ができない
④安定した出荷先として本腰を入れて出荷できないもどかしさ
新たなチャレンジとして開始した直売所出荷だったが、廃棄の理由や売れる品種・時間帯・店舗などが把握できず本腰を入れて出荷できないもどかしさがあった
売上メールを自動蓄積する仕組み
上記の課題をご相談いただき、弊社の方で毎日届く売上メールを自動蓄積し、タイムリーに店舗別・売れた品種・単価などを把握することができないか検討し、できた仕組みが下記になります。
■メリット
事前設定(初回30分)と月末の処理(10分程度/回)だけで、日々の入力が不要となり、入力担当者は空いた時間を有効活用できます。
データ蓄積から活用フェーズへ
データ蓄積と可視化ができたら、いよいよデータ活用(意思決定)です。
マルヨシ花園さんではこのような意思決定ができるかと思います。
お客様の声 | 導入後の効果
①「3年以内に全体売上の10%を直売所出荷にする」を目標にスタート。
データを見ながら直売所への出荷を順調に進め、
1年目は全体売上の6%、2年目には10%を達成できた!
②今までは市場出荷メインだったため、自分達の商品がどういう評価をもらっているか
分かりづらかった。直売所に出すようになって、
どういうニーズの商品があるか分かるようになってきて、やりがいがある。
さいごに
今回は、花農家さんを事例にあげて【直売所出荷の販売データを自動蓄積する仕組み】についてご紹介しました。
店舗ごとに売れる品目や商品規格、数量も自身で考えないといけないのが直売所出荷の難しさかと思います。
毎日のデータ蓄積により、「売り逃さず売り切る力」を高め、売上を最大化することがこのテーマの要点です。
今回の取り組みに興味をお持ちいただけましたら、いつでもお気軽にご相談いただけますと幸いです。
また、このメールの自動蓄積の仕組みは、
現在、市場データや取引先からのPDFデータの読み取りなど、様々な方向に展開しています。
メールやPDFでくるデータを読み込めたらな・・・というお悩みがございましたらぜひお声がけください♪