収穫量・品質の向上!売上最大化のためのデータとは?
こんにちは。新卒カスタマーサクセス担当の明石です。
今回は、各農家様でオーダーメイドに近い形でご支援している事例を農家様の声と共にご紹介する第4回目です!
売上を最大化させようと考えた時、売上をつくるのは品目ごとの「出荷量×単価」になります。
同じ面積、同じ品目で売上を上げようとするなら…
➀総収穫量:圃場内で出来た農産物を「収穫しきる」
➁歩留まり率:収穫したものを「出荷し売り切る」
➂規格:10aあたりの収入が高い規格を「つくりきる」
この3つを見ていく必要があります。
外的要因に左右されやすく再現性をもちづらい農業だからこそ振り返ることはとても大切であり、【現状を知ること】と【どこが改善していけそうかを知ること】は大変意味のあることだと考えています。
そこで、今回はいちご農家を事例に、収穫量と品質の向上を目指した【収益の最大化を図るための生産結果データの把握】についてご紹介します。
最後までお読みいただければ幸いです!!
農家様紹介
お客様の声 | 導入前の課題
①圃場毎の収穫量をExcelで記録していましたが、
集計や比較ができず、それを分析に活かせていませんでした。
②数字だらけの表を見るだけでは、従業員も興味を持ちませんでした。
③歩留まり率は記録していませんでしたので、
収穫したもののうちどれくらいが製品になったか把握できていませんでした。
④仕入れ分よりも自社生産の方が利益率が高くなるにも関わらず、
自社生産比率を把握できていませんでした。
伴走支援の内容
➀圃場毎の収穫量・反収の把握
スター農家クラウドへ日々圃場毎の収穫実績を入れるだけで
タイムリーかつ視覚的に圃場の収穫量や反収を把握できます。
➁選別記録の把握(歩留まり率、等級サイズ割合)
歩留まり率を把握するために選別記録をとるためのスプレッドシートを作成。
収穫したもののうち実際に出荷できたものがどれくらいあったのか、
収穫記録と選別記録を掛け合わせて歩留まり率を算出しています。
お客様の声 | 導入後の効果・今後の展望
①データがグラフ化されて視覚的に見やすくなりました!
②従業員が数字に向き合いやすい環境が整いました!
③現在は週に一度、従業員とのMTGを実施し、データを頻繁に確認しています。
④今後はデータを参照しながら、
生産スタッフが自発的に考え、行動変化を起こす組織を目指しています!
⑤小玉と大玉の価格差が3倍近くになります。サイズ割合を現状把握できるようになったため、
今後は小玉比率を減らすための生産管理の意思決定に活かしていきたいと考えています。
さいごに
事業を成長させるには売上を上げること、コストを下げることどちらも考える必要があります。今回のONE GOさんも今まで取っていないデータだったのでデータ蓄積の手間は増えたと思います…
それでも、事業成長のためには取るべき重要なデータであり、データを取りやすい状況や活用できる状態にするのが私たちができる事だと考えています。
経営状況をよくするためには…
「➀現状を把握」して「➁問題を洗い出して」、「➂改善行動を起こす」ことが大切です。
➂は農業経営者の皆様にしかできませんが➀と➁は私たちでも協力できますのでいつでもご相談してください。