農業DXの成功に不可欠なルール作り
こんにちは。スター農家クラウド開発責任者の松永です。
今回は、クロスエイジで実践している組織マネジメント理論の「識学」についてご紹介し、組織力をアップさせる「ルール作り」についてご説明します。
ご紹介する背景は主に2つあります。
一点目は、組織づくりについての相談が増えていること。
二点目は、私が「クロスエイジの組織作り」を改めて学ぶ機会があり、生産者の皆さまにもご活用いただける内容だと思ったためです。
組織作りや農業DXの成功をさせたい方には必見の内容です。ぜひご覧ください。
目次[非表示]
識学とは?
識学とは、「生産性が高い組織運営を実現するためのマネジメント理論」です。
私もマネジメントで悩んだとき、「識学」に関する本や動画・セミナーで復習し組織づくりに活かしています。詳細は下記リンクをご確認ください。
【5分でわかる】組織、チームのマネジメントに役立つ「識学理論」とは?
https://www.youtube.com/watch?v=q5jis3-5EtU
組織力を飛躍的にアップさせるルール作り
では早速、組織力をアップさせる「ルール作り」についてご説明します。
識学の考え方では、大きく分けて2つのルールがあります。
①「誰でも守れるルール(姿勢のルール)」
あいさつ・身だしなみ・報告期限・提出期限・清掃など
②「会社から求められる目標のようなルール(行動のルール)」
売上・利益・資格・作業スピード・収量など
①の「誰でも守れるルール」を全員が意識し守れる集団を作ることが、組織のビジョンや目標達成のためのファーストステップです。
スタッフがルールを守らない3つの原因
■理由1:ルールが曖昧
人によって認識のズレが発生しないルールになっているか5w1hを活用してチェックする。
NG 元気なあいさつをする。
OK 朝出社した時は「おはようございます」と言う。
■理由2:特別扱いしない
ルールを守らないスタッフを特別扱いしないようにしましょう。この状態を放置すると、下記の状態になってしまいます。
ルールを守らない人=「自分はルールを守らなくて良い」という勘違い
ルールを守っている人=「ルールは守らなくても良い」という認識
■理由3:管理者(リーダー)のルールを守らせる認識が弱い
組織はルールを徹底させていくことが重要で、管理者(リーダー)の仕事は部下に100%徹底させることが求められます。
クロスエイジにおける事例
率直にお伝えすると4年前のクロスエイジは、ルールを守れない組織でした。
しかし、現在はルールが徹底され組織力も強化されつつあります。
そこで、現在のクロスエイジにおける事例をご紹介します。
クロスエイジの営業チームでは、「毎週土曜日のAM12時までに週報を社内SNSに投稿する」というルールを設けています。
1.営業スタッフは毎週土曜日のAM12時までに週報を提出する
2.上長が週報の提出状況をチェックする
3.未提出の場合は、上長が未提出者へ提出催促する
4.さらに次回以降、提出遅れが発生させてないよう未提出者へ行動を促す
1が出来なかった時に、2~4を上長が必ず行うことになっています。
運用開始から3か月の間、上記を徹底していると「毎週土曜日のAM12時までに週報を社内SNSに投稿する」というルールが守られるようになりました。
まとめ
今回は組織マネジメント理論の「識学」をもとに、組織力を格段にアップさせるルール作りについてご紹介しました。
特に、【2つのルールの使い分け・スタッフがルールを守らない3つの原因】を意識しながら、ぜひ日々のルール作りに実践してみてください。
きっと、今までよりも効果的にルールの運用ができ、組織マネジメントやデータ運用が各段にスムーズになるでしょう。
本ブログ内容に関連する動画リンクを記載します。合わせてご確認ください。
【識学】会社崩壊!?部下がルールを守らない原因3選
https://www.youtube.com/watch?v=pRXYNL1V5uU
【識学】絶対に解決!ルールを守らない部下への対処法とは?
https://www.youtube.com/watch?v=x1tE14G72u8&t=60s