スター農家ラボ(ブログ)

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スター農家プロデュース事例【アークフィールドさま】

多角経営のまちづくり企業が農業に参入。
成功の秘訣は企業ならではの経営力と繋がり。


アークフィールドさまとの出会い

地域貢献をしたい。熱烈な思いに共感しサポート。

アークフィールドさまとの出会いは、経営者向けのシリコンバレーツアーがきっかけでした。
アークフィールドさまの「農業で九州を元気にしたい」という思いに感銘を受け、支援をスタートしました。
アークフィールドさまは、不動産事業やレジャーなどの事業を行っている高橋株式会社のグループ会社です。2016年に福岡県久留米市で事業を開始しました。

新規事業として農業を始めるときのポイント

企業の強みを最大限に活かす。企業だからこそできることはたくさんある。

企業が農業の新規事業を始めるのに大切なポイントが4つあります。

1つ目は、「1年中出荷、雇用できること」です。
企業が新規事業で農業をするにあたって、安定して農産物を出荷し続けられるかどうかが成功する鍵になります。

2つ目は、「地元の行政と良好な関係を築くこと」です。
農業をするのに農地情報は欠かせません。情報収集するためには、地元の行政との関係を築く必要があります。特に企業の農業参入を歓迎している自治体に加入することがポイント。

3つ目は、「企業の資本力や営業力を活かし、農家さんと差別化すること」です。
農家さんと同じように農協へ出荷すると差別化になりません。企業は農家さんと比べて資本力があるので、規模を広げやすいのが強み。また、営業力もあるので直接販路を拡大することもできます。

4つ目は、「栽培の難易度が低い農作物にすること」です。
初めて企業が農業をするとき、農家さんのような技術力がない場合がほとんどです。栽培が難しい農作物を選んでしまうと、出荷し続けることが困難になります。栽培の難易度が低い農作物にするのがおすすめ。

これら4つのポイントを踏まえてアークフィールドさまと相談した結果、栽培の難易度が低く販路を拡大しやすい業務用のニラを生産することになりました。


生産者プロデュースのポイント

①流通プロデュース

ミールキット工場から中華系チェーン店まで。多種多様な形でニラを広める。

アークフィールドさまには、まずニラの生産に力を入れてもらい、クロスエイジは流通プロデュースとして販路拡大を行いました。
ラーメンや餃子といった中華系の料理や、キムチやお惣菜などにニラを使用して販売しました。業務用のニラはどんな料理にも合う万能な食材です。様々な料理にアレンジして、お客様のもとへアークフィールドさまのニラを届けることができました。

②コンサルティング

農福連携から更なる規模拡大を目指す。まずは段階ごとに計画を進める。

ニラを出荷する上で欠かせないのが、ニラの葉についた土や枯れた葉を取り除く作業です。農福連携として、この「そぐり作業」を障がい者の方々に協力していただいています。現在は既存の福祉事業所にお願いしているのですが、今後はアークフィールドさまが福祉事業を立ち上げて内製化を進めていく予定です。

クロスエイジは中長期的な計画を立て、農業の責任者の育成や農作物の選別作業の体制を整えるなどのサポートをしています。
また、アークフィールドさまは飲食事業も展開している高橋株式会社の傘下にいるので、グループ内でつながりがあります。農業が安定してきたらグループで連携をして、さらに規模を拡大していきます。

プロデュースによる変化

新規事業がビジネスとして軌道に。農業で地元を元気にしたい。

クロスエイジはアークフィールドさまのような地域貢献の思いが強い地方の企業を全力でサポートしていきたいと考えています。これまでいくつか地方の企業をプロデュースしてきましたが、社員を大切にしている企業が多かったです。農業は50代・60代の社内転職の受け入れ先にもなります。キャリアチェンジを叶えると同時に人員の確保もできるのです。

アークフィールドさまは異業種からの農業参入でした。農業でも成功したのは会社の利益だけを考えているからではなく、社員を思いやる気持ちがあるからこそ。会社全体が活気に溢れ、成果に繋がったのだと思います。
今後も地方の企業を支え、農業を発展させていきたいです。


                      (執筆:吉野朱美  /編集:林春花・ ひのりほ)

藤野 直人
藤野 直人
株式会社クロスエイジ代表取締役/農業総合プロデューサー

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