眠ったデータで経営分析!販売管理・会計ソフトとのデータ連携の取り組みとは?
こんにちは。新卒カスタマーサクセス担当の明石です。
とっても暑い日が続いておりますが、皆さんお変わりございませんか?
農家さんとお仕事をする仕事上、農作物ももちろん心配ですが農家さんの体調も同じく大変心配しております。。
先日テレビを見ていたら、「炎天下で仕事や部活動をしている、汗をよくかくという方は、ミネラルが豊富な麦茶やルイボスティーに少量のお塩を加えて飲むと良い」と言っていました。(プチ情報)何か参考になれば幸いです!笑
毎日厳しい暑さが続いているので、お体には十分気をつけていただき、この夏を乗り越えていただければと思います。
さて、本題です。
前回は、販売管理・会計ソフトの【インポート機能】を活用し、「受注から請求までワンストップ処理」についてお話しました。
今回のテーマは、販売管理・会計ソフトの【エクスポート機能】を活用し、【農家さんが使っている既存の販売管理・会計ソフトの眠っているデータの活用】についてご紹介できればと思います。
皆さんの中にも、税理士さん指定や現在使用している販売管理・会計ソフトで【データはあるが活用できていない】【税理士さんに依頼するとタイムラグがあり、タイムリーに確認できない】といったお悩みをお持ちの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
データ活用支援の現場でもそういったお悩みを多く耳にします。
データを蓄積するだけで終わるなんてもったいない!
眠っているデータを活かして、経営分析をしている事例を今回はご紹介したいと思います。
ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。
眠っているデータを掘り起こした事例
スター農家クラウドのデータ活用支援における眠った販売管理・会計ソフトのデータの掘り起こし実例をご紹介します。
データをスター農家クラウドに蓄積するフローは、以下のようなフローでやっています。
【データをもらってプログラム処理する】
1.販売管理・会計ソフトからデータをエクスポートし、データ取得(エクセルまたはcsv形式)
2.Googleスプレッドシートで変換処理
3.スター農家クラウドへ自動データ登録
上記フローを運用するメリットは、入力の手間がかからずデータを利活用する体制ができることです。だいたいの生産者がレクチャー期間3か月あれば、毎月1回5分程度で販売管理・会計ソフトのデータ化処理が終わります。
蓄積した販売管理・会計ソフトのデータ活用方法
スター農家クラウドに出荷データがたまる体制作りができたら次は活用フェーズです。
現在スター農家クラウドでは、ダッシュボード・レポートを活用してデータを可視化することができます。
■データ可視化の例
a)取引先の売上金額及び構成比の推移
b)取引先別の粗利金額
c)商品規格別の粗利金額
d)販売区分別(農協、市場外など)の構成比(金額ベース、出荷重量ベース)
e)農協出荷の販売単価及び当階級の推移 etc
また上記のデータを可視化しながら、以下のようなデータ活用(意思決定)を行っていきます。
①取引先の構成比変更
→粗利ベースで見たときにどこに出荷した方が利益率は高いのか?
→ターゲットにしている取引先の伸び率は順調か?
→想定外に縮小している取引先があった場合、テコ入れは必要か?
②利益率が低い商品規格の見直し
→単価交渉、コスト見直し、商品改廃
③利益率が低い取引先の見直し
→単価アップ交渉、取引継続の判断
お客様の声
実際に取り組んだ農家さんからもこのような嬉しいお声をいただいております!
・今までタイムリーに確認することができなかったが、月次で売上や構成比を見れるようになった!
・自分が見たいデータをグラフや表でわかりやすく表現してくれるので助かっている!
・たった5分程度の作業でデータが可視化されて感動した!
さいごに
今回は【農家さんが使っている既存の販売管理・会計ソフトの眠っているデータの活用】について以下の3点をご紹介しました。
①眠っているデータを掘り起こし蓄積する事例
②蓄積した販売管理・会計ソフトのデータ活用方法
③お客様の声
農業は、外的要因に左右されやすい職業ではありますが、
その中でも揺るがない強い農家になるために必要になってくるのがデータ経営だと考えます。
これまで以上に販売施策(単価アップ、重点顧客の選定、商品の改廃)が農業経営において重要度を増している中で、定期的(最低月1回)に事実ベースで数字を観察していくことが、重要なアクションの1つだと考えております。
まず初めの第1歩が事実ベースで数字を把握する体制作りです。
データが眠った状態になっている方は、ぜひ「データの掘り起こし」にチャレンジしてみてください!